[一切未見の人へ]
[当作品を見捨てた人へ]
[原作コミック評価]
〜美しき絵、切ないストーリ、細やかな描写〜
[ Vol.1原作比較詳細批評]
第1話
兄弟、第2話 天体観測
第3話 少年
第4話 人形
第5話 約束
[Vol.2原作比較詳細批評]
[Vol.3原作比較詳細批評]
連載経過は以下の通り。
2002年7月より月刊「コミック電撃大王」連載開始。
2002/12に第1巻刊行
2003/07に第2巻刊行
2004/03に第3巻刊行
2004/11に第4巻刊行
2005/06に第5巻刊行
...
2007/04に第8巻刊行
2007/04現在、『電撃大王』にて連載継続中。
第2巻までの分を原作として、TV用にアニメーションが制作され、2003年10月に放送されました。
アニメーション作品はコミックを原作としながらも、単純なアニメ化にとどまらない優れた「アニメーション作品」になっています。
首相府直轄の社会福祉公社は、表向き身体障碍者等への支援事業を装いながら、実体は全国から集められた身体障碍者(身体障害者)である少女達を「義体」と呼ばれる機械の身体(所謂、一般には「アンドロイド」と言うだろう)に改造し、条件付け(洗脳)を施すことで、政府の汚い仕事(主に対テロ向け秘密治安活動)をさせるというもの。実戦運用には入っているが、試験段階という設定です。
それぞれの義体には担当者がいますが、義体も担当者も性格はそれぞれで、それらを絡めながら淡々と物語が語られます。
(当サイトは高崎真哉的電網家頁の「あにまんげ」のコーナー<予定>の一コンテンツに属します)
このサイトは相田裕氏によるコミック作品「GunslingerGirl(ガンスリンガー ガール)」に些か惹かれ、その後、それを原作とするアニメーション作品を見てアニメーション作品としての良さに魅了された高崎が「Gunslinger Girl(ガンスリンガー ガール)」について自由に書き、それに対する様々な思いを他の方々に伝え、また他の方々の思いを読むきっかけになれたら、と思い制作するサイトです。
とりわけ原作とアニメーション作品の対比を中心に、両作品併せてこそ味わえるガンスリの魅力について書くことになると思います。
この「GunslingerGirl」という作品は
などから、賛否両論・好悪がかなり出る作品のように思われます。また、
という見方も多いように見受けられます。
私自身それらの見方を全て否定する気にはなれない一方で、しかしこの作品に強く惹かれるものがあります。
特に私の場合、最初にコミックに少し惹かれ、その後アニメーション作品を見たのですが、私は「アニメーション」についてはウルサイ部分を持っており、安易な「アニメ化」には非常に厳しい見方をするのですが、このアニメーション作品は非常に質が高いと感じています。
私自身、この作品に対してはまだ十二分に消化できていないし、うまく話せません。それらの沸々と起こる思いをこのサイトで書くことが出来たら、と思っています。
高崎は原作が気に入った(なった)場合に、それが映像化された場合、大抵は期待できない経験をしています。しかしこのアニメーション作品は「単なるTVアニメ化」という単純なものではなく、コミックをベースにしつつも、それを越えた、もしくはそれを補完する優れた作品になっていると思っています。
その点「GunslingerGirl」という作品はコミックと、それを原作とするアニメーションがうまく足りないところを補いあう、真の意味でのメディアミックス手法が成功した幸運な作品と考えています(ここでの成功とは商業的な成功と言うよりも、作品として優れたものになったという意味です)。
作品を楽しむ際、その作品自身への先入観を持たされることは、あまり幸福なことではないと思っています。ですから、もしあなたが既にこのコミックもしくはアニメーションに関心を抱き、「読んでみようかな」「見てみようかな」と思われているならば、このホームページはあまりお読みにならずに、是非作品自体を御覧になってからここにまた来て下さい。
「読む気がない」「見る気がない」という場合にはどうぞ当ページを下さい。ここでの文章をお読みになり、作品「GunslingerGirl」に少しでも関心を持って頂けたら、とても幸いです。
人は千差万別です。幸福なことに、本当に幸福なことに、現在の日本では多くの文化的な作品が溢れています。
書籍、コミック、アニメーション、映画、ゲーム....作品を生み出す人がこれだけ多くいることも驚きですが、それを受け取る人々もまた、何という多種多様なことでしょう!
ですから各作品に様々な評価の仕方をする人がいるのは当然のことですし、だからこそ面白いとも言えます。けれども、これだけ多くの作品が出ている中では作品全体をきっちり見た上で、その作品への評価を決定するというのはかなり大変なこととなっています。すなわち作品全体を見る前に、作品への評価を決め、それ以上見ることを拒絶してしまうのはそれなりに仕方のないことでしょう。
しかしさらっと見ただけではその味を十分に伝えることが出来ない作品が多くなっていることもまた事実だと思います。このホームページは「Gunslinger Girl」を見捨てた人々へ「そういう見方もあるのか」「そういうことを評価する人もいるのか」、そういったことを感じて頂ける機会になったら、そう思い作り始めました。